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評価さえ遠い夢

 これでいったん執筆を中止しようと決め、原稿は東京の出版社に売り込もうと考えた。4百字詰で4百枚のかなり大部な原稿だった。内容や文章には自信があったが、企画はどうか疑問だった。
 内容に自信はあっても、本として売れるとはかぎらない。自信のある人ほどその作品に思い入れが強く、それが災いして第三者の批評は拒絶してしまいがちだ。思いの丈につれて売れるという思い込みも生まれる。こういう落し穴に私もはまったことがあった。それで編集者の評価を求めた。
 実名は伏すが二、三の出版社に問い合わせた。ある知り合いの編プロの社長にも原稿を渡し検討してもらった。
 いずれも東京である。東京の出版社から出したかったし、そこでの評価を願った。ズブの素人ではないから敷居の高い名だたるところは避けた。企画だから自費出版の版元も外した。
 しかし、原稿の持ちこみや送付さえ断られた。検討にだまって3カ月以上かかるが、それも約束はできない。その社に関わりのある作家やライターの紹介なら考えてもいい。
 これが答えだった。評価どころか歯牙にもかけない返答を突きつけられてしまった。唯一「文章力がある」と言ってくれたのが編プロの社長だったが、それは今更言われずともこれまでに評価されていることだ。内容と売れるかについて批評してほしかった。
 結局のところ、何の収穫もない、あっけない結末に終わった。その後、企画の自己学習を積むなかで、またこの1年ほど幻○舎グループの個人出版という自費出版に関与してきて、私の受けた憂き目の底にある事情と背景が徐々に霧のはれるようにみえてきた。その当時はまだそれがふかい闇の中にあった。
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