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結局は自費出版[1]

始めはかすかながらも夢を描き、評価に期待も膨らませて送ったものの、最後は自費出版となる事例をいくつも見てきた。
それでもお金があって出せればまだ幸せだ。
ただし書店にならべても遜色のない出来で満足できたかは別だが。

むしろ逆に予算的に無理で断念せざるをえないという原稿が相当数あるだろう。安くても百万、平均すれば二百万が中央のおよその相場なので、そうならざるをえない。
これは東京出版村のため地方に受け皿がないためでもある。
中央の地方蔑視は地方に力がないからだが、少数ながらも優能な編プロ
や出版はいる。

しかし現実には商売になりにくいので、これに力を入れられないというのが実態である。信州もそうだがどこも、自費出版は新聞社、印刷会社、広告・デザイン関連などが名乗りをあげ、業態を越えた過当競争になっている。

出版と印刷の垣根が不透明になるのはこの結果によるだろう。作者ひいては市場にとってこれはじつに迷惑なことだが、背景は東京出版村にある。
出版は文化を形成する重要な仕事とはいえ、敷居が高い、わかりにくい。また自費出版の定義がない。

これらがその原因をなす要素である。
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